農業レポート
農業レポート#23 アブラナ科(例 小松菜)と大根羽虫対策
自然農でも自然栽培でも、小松菜などの葉物は実に難しい。
土に窒素分が多いと、それを食べに虫が多く集まるというのは良く知られている。
当地綾部は山が近いので、無農薬栽培では大根羽虫の被害が大きい。
実際、昨年、庭の実験圃場に、肥料など何も与えていない山の土を持ってきて、
小松菜を植えたところ大根羽虫に虫害されずきれいな小松菜が栽培できた。
これは、土の質が良くなったからだと思っていたが、どうも違うようだ。
大根羽虫は、土の質に関係なくくるようだ。
ただ、水はけが悪いとか、不健康な株には多く来るようだが。
今回、新たに借り受けた実験圃場で小松菜を栽培。
確かに、大根羽虫の害は少ない。
(写真)メイン圃場の小松菜 vs. 実験圃場の小松菜
ご覧の通り、上のメイン圃場の小松菜は相当の被害を受けている。
一度全部やられ、捕植しなおしている。下の実験圃場はほとんどやられていない。
メイン圃場の硝酸態窒素は年々下がっている(計測器を保有し確認済み)ので
虫害は少なくて良いと思われるが、実際にはあまり変わらない。
大根羽虫が嫌いの物は何かを、息子が飼いながら探しているのだが、何でも御座れのようだ。
鷹の爪、わさび、酢も怖くない。
わさびなどでは、そのうえで和合さえしている。
ただ、新しくアブラナ科を植えるところは多く発生しないようだ。
昨年の庭の場合も今回の地蔵前の場合、いずれも初めてだった。
こうなると、羽虫は2年は生きるので、2年ごとにアブラナ科を植える
場所を変える以外にやはり手はないようだ。
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