農業レポート
天候異変に対応する自然栽培
最近の天候異変はすさまじいものがある。
ここ数日の異常な暑さ。
連日の真夏日。
今、私ども農園は、夏野菜の定植時期。
定植した苗が悲鳴を上げている。
こういう時に、機能性資材を使っていると悲劇だ。
例えば、キャップ。
朝の冷え込み対策用に使ったのだが、昼から暑くなると予想して上げて置いた。
その時は風もなかったので、しばらくして見に行くと風でキャップが下りて、中で苗がゆだっている。ゴーヤの苗でまだよかったのだが、少しの油断が致命傷になる。
また、去年の地温の低さでこりたので、マルチを張ったがそれがこの暑さで裏目に出た。サツマイモの苗が枯れてしまった。
こういう時は、草マルチに限る。
確かに効果は緩いが、対応の幅がある。
水を上からかけて置けば、地温冷却効果を得られるし、寒いと保温効果もある。ただ、綾部の激しい雨で土が締るのを防ぐには力不足。
今回の猛暑には、雑草を生やしておけば、地温下げ効果が大きい。
これからは、雑草をいかにうまく使うかが、自然栽培の重要なノウハウになるだろう。
雑草ととも育ちのトマト
コメントはまだありません。