商品紹介

夏野菜の紹介

河野農園 夏野菜一覧                 2016年8

(トマト)

ステラミニトマト

果色は赤。果形は豊円形で肉厚く果重平均は15g位。糖度7から8程度で甘味が高い。

口当たりよく、皮はかためですが、味は甘くさわやかな後味がします。

生野菜サラダのアクセントにも適します。

お客様からは、甘く存在感のあるトマトと言われております。

糖度は7から8程度で普通のトマトと変わらないのですが、枝なりで完熟させたこと、

自然栽培特有の野菜の旨味が、甘く感じさせるものと思われます。

冷蔵庫に冷やしておいて、つまむと本当においしいおやつです。

ミニトマトが嫌いで食べられなかった男性から、「これは食べた。おいしかった。

また送ってください。」とおっしゃっていただきうれしかったです。

お客様ご評価

○ステラミニトマトは皮が固めで、私の好みです。

 小さな一粒に甘みと旨味が集約されていて美味しいですね。

○東京では食べられないねって皆で言ってました。

 感動しました。

○おいしくて子供がパクパク食べるので

 もっと大事にたべなさいって言ってしまいました。

ステラミニトマト

ポンデローザトマト

明治時代に米国から入り桃色トマトの元祖と言われている歴史ある品種(固定種)。

トマト臭さ、酸味、甘みが程よく混ざり今でも人気ある貴重な品種。

生食用トマトです。

果実は不整形で、極端な大玉から小玉とサイズが不均一なことと

不正形で見栄えが悪いのですが

こくのある味は最も美味と言われています。。

ただ、栽培には気を使います。非常にデリケートな品種で、皮が薄く実割れしやすいのです。

収穫後、少しゆすられただけで、実割れしてしまいます。

だから、配送途上で、傷物ばかりになってしまうので、マーケットに出なくなったのでしょう。

収穫時の見極めと梱包・発送に非常に気を使います。

サラダ料理に最適、味と栄養のバランスがとれた理想的な野菜です。

ポンテ

世界一トマト

東京周辺で戦前から戦後にかけて最も作られていた桃色中大果の生食用トマト。中生の大玉の桃色トマトで酸味が少なく、肉質緻密で食味が良いです。

これら昔のトマトは、濃厚でもなく、甘味でもなく、酸味があってすっきりしている。

今はやりのトマトとは全く違い、さわやかなのです。生で味わって頂くと解ります。

お客様ご評価

大玉トマト2種類ともに昔のトマトの味がしました。

確かにフルーツトマトのような濃い甘さはありませんが、

あっさりした自然な甘さでした。

世界一

(キュウリ)

相模半白キュウリ

キュウリ本来の風味があり、みずみずしく歯切れよくサラダに最適。

頭は緑色、下半身は黄緑色、身長約18cm。黒いイボイボのずんぐりしたキュウリです。

固定種の種から育てました。皮が固めですので皮をむいて頂きお召し上がりください。

薄くスライスして、もみうりやサラダ。パリパリした食感と、透き通った若苗色をお楽しみください。

縦半分に切って、1cm厚さの半月か斜め切りでお味噌汁に。煮崩れし難く、意外な一品に。

炒めて中華料理や、カレー等煮込み料理もお試しください。煮崩れし難くとろりとした食感が新鮮です。

皮で一品。ピーラーでむいた皮を細く切って、ごま油できんぴら風に、甘辛く味付けしてジャコ、ゴマもおすすめです。キュウリの皮とは思えないしっかりした歯ごたえです。

相模

神田四葉キュウリ

歯切れよくキュウリの中で最もおいしいと言われます。果実は濃緑色で、イボ高く縦ジワが多い独特の外観を持ち30cmから40cmにもなります。

大正末期に固定され、サラダ需要の増加とともに、全国に広まった生食用キュウリ。また、漬物用キュウリとしても巾広く用いられています。

確かに、くせなくしっかりしたキュウリです。

神田

(ナス)

賀茂ナス

賀茂ナスは、京野菜の代表格でもあり、またナスの女王とも言われております。

他のナスと比較していただくと違いが良く解っていただけると思います。

似たものに米ナスがございますが、繊維質が強く食味が異なるようで輪切り供されます。

調理法としては、田楽も有名ですが、ぜひ揚げ出しでお食べ下さい。

我が家では、縦に6等分いたしました。

つゆは、だし汁12に対して、みりん1、薄口しょうゆと濃い口しょうゆを0.5ずつで

かけると京料理のうす味となり、賀茂ナスのやわらかさと

うまみが引き立ち、まったりした絶妙のおいしさです。

賀茂ナス

真黒なす

戦前からの、やや小型の中長型ナス。多くのF1種の片親になり、交配種より格段に美味しいといわれる親分格のナスです。固定種の種から育てました。時間をかけて大きくなり、慎ましくうつむいて紫の花をつけました。

お漬物、煮物、焼き物、汁物、炒め物、揚げ物、何でもこなす芸達者なナスです。

まずはお好きに切ってビニル袋に入れて塩もみ。即、美味しい浅漬けになります。

真黒

仙台長ナス

これも由緒あるナス。固定種の種から育てました。細長く先端のとがったスマートなナスで、葉も真黒ナスより長め。柔らかくフルーティでお姉さんぽいイメージです。長茄子漬で有名ですが、真黒に負けず、何でもこなす美味しいナスです。スライスして水にさらしていただくとえぐみもとれ、ほのかな甘みが出てサラダにも使えます。

仙台長ナス

(とうがらし)

万願寺とうがらし

舞鶴出身、地名の万願寺に由来。

大型で果肉が厚く柔らかく独特の風味あります。

焼き物はもとより煮物、てんぷらの素揚げなどボリューム感がたのしめます。

伏見甘長とうがらし

京の伝統野菜。

柔らかで辛みなく、てんぷら、煮物、焼き物いずれにも向きます。

さきがけピーマン

肉質柔らかく料理用に最適。肉詰めや炒め物、てんぷら、サラダなどどんな料理にも向きます。

(オクラ)

八丈オクラ

淡いクリーム色の花弁にえんじ色の芯、10cm以上の艶やかな花が咲き、茎も2mになる大きなオクラです。星形でなく丸いさやで、実も15cm以上。大きくても柔らかく美味しいオクラです。少し固い場合には下茹でしてお召し上がりください。

洗ってそのまま薄い小口切り。鰹の削り節と、つゆの素、さいの目切りの豆腐を混ぜて一品に。

ラップして生のまま冷凍保存もでき、半解凍で刻めます。

八丈オクラ

(大豆)

エンレイ大豆

昨年自家採種したエンレイ大豆の早取りです。

昨年は、収量が少なくて一部の方にしかお出しできなかった「幻の枝豆」でした。

たまたま、大学の先輩たちが10人ほど綾部の河野農園に来られました際

紫頭巾(京野菜ブランドで黒大豆枝豆の最高峰)と食べ比べして頂きました。

結果、紫頭巾200gを出して半分残り、私どもの枝豆400gは全部なくなりました。

この枝豆は、粒は小さいのですが、味の濃さ・バランスが違います。

豆本来の旨味が出ております。ご賞味ください。

ただ、この味を舌が覚えますと、一般のお店の枝豆は水くさくて食べられなくなりますが

その点はお許しください。

枝豆

丹波献上黒大豆

これの枝豆は、さすがに大きく味も良いです。

自然栽培の黒豆は、さすがに、同じく自然栽培のエンレイ大豆よりおいしいです。

苗用の土作り

河野農園では、お野菜もお米も苗作りから始まります。

種を播く土も無農薬・無肥料のそれぞれの畑や田の土を使います。

粘土質の土塊をこぶし大まで崩して乾かし

何回も木槌で砕いてふるいながら「土」を取って行きます。

お野菜用の畑の土は5mm以下、お米用の田の土は3mm以下までふるいます。

土埃がひどいので防塵マスクを着用します。

こうして作った土に,培土やくん炭を混ぜた土に種を播くのです。


 

足かけ3年の基盤整備工事

 

2017年から新規に農地を借り入れしましたが、

 

残念ながら湿田で排水性も湛水性も乏しい状態のモノでした。

 

大型機械を入れても緩くて収穫を放棄するような田んぼで、私どもの持つ小さいトラクターを入れますと、泥にはまって出られなくなってしまう様な地盤の緩い土地でした。

 

給排水の配管位置がわからない。

 

あるいは機能していない。

 

法面が崩落している、漏水が著しい。

 

地面の傾斜が偏っているなど等の問題から、すぐに作付けできるような土地ではありませんでした。

 

そのため、夏場の晴れ間などを使い、こつこつと排水管の再敷設、

 

外溝の掘削、崩落法面の補修などをして、ようやく湿田を畑の圃場として利用できる形に整えました。

 

 

 

はじめはバックホーを入れるのもお腹をすってアームで移動しなければ動けないような場所でしたが、

 

少しずつ排水性を良くしながら、

 

時間と労力をかけて利用できるように改善しました。

 

 

 

中山間部の農地は大体みな同じような状態ではないでしょうか。

 

大規模な圃場整備をしてから当地では40年が経過し、

 

大規模化、機械化などの取り組みなどがあったそうですが、

 

大きい田んぼでもせいぜい23反で、のり面が高く、平野部で見られる畔を乗り越えての

 

圃場の移動などが無理な場所が多いため、農機の移動も、畦畔の草刈りの労力も平地とは全く違います。

 

そんな山間部ですが、

 

地道にコツコツと取り組んでおります。

BEFORE

工事前

 AFTER

工事後

種取り用ハウスの完成

 

18年末から新規圃場の基盤工事と並行して進めていたのが種採りハウスの建設です。

 

山が近く、周辺からの受粉の可能性も少ない場所ではあるものの、水はけの悪い死地を改良しての建設です。

 

もともと地下水位が高い場所でしたが、畝を高く盛ることで野菜が問題なく育つことは確認できていましたので、土台を作りその上に土を盛り、畝を立ててからの、建設基準の作成。

 建設開始

基盤工事に注力していたため、19年から骨格の建設をはじめました。アーチパイプを配置し、背骨となる直管を5本固定しましたが、やはり地盤が緩いため、場所により水引線より5cm沈むという状態に。

 骨格

アーチの穴に小石など詰め込んで固定してはいましたが、建設を進めて鉄管の骨がそれぞれ組み合わさると重さもそれなりになります。勝手に沈みます。

 

ということで丸太を切って下鉄管と地面の間にかませてジャッキアップ。これで下がりすぎることはなくなりました。一通りの骨組みを組むのは終えて、19年の秋に聖護院蕪の種を撒き、骨組みだけのハウス内で栽培開始です。

 聖護院蕪

20年の1月に入り妻面の建設も終えて、本格的にビニールや防虫ネットの展張となるのですが、綾部では3月に岸焼という川岸や農道・畔などの冬の枯れ草を焼き払う行事があります。

 

山が近いので結構な法面があり、毎年焼くのですが、ビニールハウスにとっては火の粉が飛んで触れると穴の原因になります。今年は雨のため中止になりましたが、当日の天気によるので、中止か岸焼が終わるまでビニールは張れませんでした。そうこうしているうちに無事に育った聖護院蕪は花芽を伸ばし始めます。あまり大きいとは言えませんが霜にも虫にも負けなかった、形の良いものを残して間引き、選抜をします。

 

1月には防虫ネットを張り、岸焼中止後に天井ビニールを張り、急ピッチでハウス外観を建設。無事開花までには扉もついて建設が終わりました。今は開花してくる菜花にひたすら受粉作業をしています。

完成 

今年から夏野菜の一部も植え付けをし、交雑の心配が低いものを種採りしていく予定です。

 

  



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店長ご挨拶

綾部市に移り住んではや6年、木村秋則式自然栽培に学び、無肥料・無農薬での栽培を行っております。
4年間土作りに取組み、まだまだ田んぼの土ですが、そんな中で頑張って根を張り、一生懸命育ったお野菜をご提供しております。
永続可能で環境負荷の低い自然栽培で育った、自然の深い味わいと、変化をお楽しみ頂ければ、幸いです。
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