農業レポート
雑草との共生
今回、レタス栽培を行って気づいたことを記載致します。
元来レタス長野県などの冷涼地で栽培するのが原則で
生育適温18度から23度です。
私ども農園でも、4月10日本葉2から3枚で定植。
露地に移しました。
本来、気温がそれほど上がらない6月上旬収穫を目標にしておりました。
滑り出し順調で、すくすくと育って行ったのですが
5月17日ごろに猛烈な暑さに見舞われ
地表温度は40度を超える状況。
通常なら焼けてしまいgame over。
ところが、奇跡が起きていました。
草マルチをしていたので、
地温がそれほど上がらない。
雑草の陰になっている部分もあり
かつ雑草の蒸散効果もあり
レタスにはしのぎやすかったのでしょう。
更に都合のよいことに
雑草に保護されて、虫がつかない。
きれいな葉を維持しました。
4.レタスが雑草に紛れることで、鳥からの攻撃も受けませんでした。
その代わりに、雑草がレタス本体よりも大きくなったら
いつも散髪をしていました。
今日また周りの雑草を刈ろうとしておりましたら
景観維持のため、周りの水田が一斉に草刈を始めました。
おかげで、見かけない虫がレタスの葉に着いていました。
居場所を追われた虫でしょう。
レタスの回りの雑草を刈ると危ないので、
今日は周りの雑草刈りは中止。
様子を見ることにしました。
以上のように、これからの(自然)栽培は
自然をうまく利用しながら、状況を見て
機敏に対応して行く必要があるでしょう。
このように、農薬を使わずに虫害を受けずに
丈夫に育った野菜をお届けするように努力しております。
定植時
2週間経過
最近
コメントはまだありません。