農業レポート
日本の水田が随所で壊れていっている
私どもは、自然栽培の野菜をより多くの方に知っていただくために農地の拡大を進めております。その中で気づかされたことですが今、日本の中山間部の農地の多くが壊れて行っております。
それは、生産性向上の名目で大規模化を進めたために、小さな水田に大きな機械を入れ無理やりスピーディーに作業を進めているところが実に多いのです。しかもそうして痛んだ水田の維持・補修を怠ってしまっています。
その結果として、水田においてもっとも大事な水の管理ができなくなってしまったところが増えてきております。
...下の写真は、そういう水田で、水を引くためにパイプで引き込んでいる工事です。通常のルートでは水が取れなくなってしまっているからです。
私どもは、このような水田の補修屋です。
常日頃から手を抜かずに水田を大切に扱ってきておればこのようなやり方をしなくてすむのですが。
短期の利益追求に走ると、農業のような「生命産業」では必ず後で大きなしっぺ返しを受けてしまいます。心したいものです
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