私たちの目指すもの
経営方針
私どもは、大量販売を目的とせず、安全安心(無農薬・無肥料)をモットーに、しかも味の良いものを厳選しております。そのため、最近主流のF1種ではなく、敢えて固定種でしかも原種に近いもの、また病害虫に弱いものでも食味のすぐれたものを栽培しております。
健康と食味を最優先しており、手間暇を惜しまぬ本物づくりを目指しております。残念ながら市場に多く出回っている野菜は、外食チェーン店やスーパー等の量販店向けに生産されており、量産・量販・安価販売を目指しております。
(この方向性は、生産性を重視する「TPP」の下で更に強化されるものと危惧しております。) そのため、病害虫にも強く・栽培しやすく・流通時に痛みにくく・見栄えのするものが主流となっており、更に農薬・肥料を使用し収量の増加を図っております。従って、形はそろいきれいなのですが、安全度を犠牲にし、かつ味が40年前に食べられたような「個性あり味が濃いが、えぐみのない」というものではなくなりました。
ストレートに申し上げると、工業製品に近い物であり、形はきれいでそろっているものの、本来の野菜の味からは離れ、その野菜固有の旨味はうすく、かえってえぐみの強いものとなりました。そのため、後口が悪くなり、「薄い」味付けではそれほど量を食べられなくなりました。濃い調味料で味付をし、派手な盛り付けをして、見た目で食欲を引き起こす料理スタイルが主流となってまいりました。
結果として日本では、現在、消費者の野菜離れが進んでおります。
私どもは、健康でおいしい野菜をご提供することで、日本の良い食文化・食生活を取り戻し、あわせて野菜の復権を願っております。幸いにも、和食の健康影響度が高いことを世界が評価し始め、世界で和食ブームが起こっております。遅ればせながら、日本でも和食と健康の関係について大学において研究が始まりました。(その成果については、機会をとらえ報告させて頂きます。)
皆様のご健康と豊かな食生活に貢献できますよう、日々精進して参りますのでご支援の程お願い申し上げます。
- 2016.06.09
- 18:58
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