店長ご挨拶
救世主現るか!?
毎年アブラナ科野菜につくダイコンハムシ、当農園では食害害虫の筆頭であります。
手取り捕殺をつづけるなか、一匹で2000個の卵を産み、草葉の陰で越冬し、寿命は2年というなかなかのしぶとさに苦労させられております。
しかし、本日珍しい光景に目を疑ってしまいました。
それは体長2~3㎜ほどの小さいカメムシです。当農園にはマメにつくカメムシのほか、セリ科につくカメムシなど色も形も様々なカメムシがいるのですが、そのカメムシは、なんと、ダイコンハムシの幼虫に口針を刺しているではないですか!!
いや、たまたま重なってるだけだろう。と軽くつつくと、カメムシが動くと口針の先にいるダイコンハムシの幼虫も引きずられるように動くではありませんか。これは、来たかっ!と思わず声を上げてしまいました。
いままでダイコンハムシはカエルも食べない、クモも素通り、我が物顔で畑を荒らしまくっていましたので、こやつに敵はいないのか。と頭を抱えていたのです。
とうとう自然がバランスを取るように、そのカメムシは現れました。
名前ははっきりわかりませんが、ナミヒメハナカメムシに外観が似ているようにも思えます。
いずれにせよこの個体が増えてくれれば、来年からは少しはダイコンハムシも数が落ち着くかと期待しています。タイリクヒメハナカメムシがアザミウマの生物農薬として利用されるのは聞くのですが、相手はダイコンハムシの幼虫。たまたま襲ったわけじゃないよね。
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