店長ご挨拶
店長ご挨拶
私どもの農園では、木村秋則式自然栽培に学び、無肥料・無農薬での栽培を行っております。
2012年にここ綾部市七百石町へ移り住み、4年間にわたり土作りに取り組んでまいりました。
当農園の土は、元が水田故に粘土質で、雨が降ればドロドロになり、晴れの日が続くと岩のように硬くなります。
そんな土ではありますが、暗渠を敷いて排水性を確保し、大麦による硬盤層の破壊と団粒化に取り組み、少しずつですが、排水性と団粒性が良くなりつつあります。
先人のお話では、「田んぼの土を畑の土にするには7年かかる」と言われております。
しかし、「田んぼの土が畑の土に変わると、大変味わい深い作物が育つ。」とも言われております。
当農園の作物は、まだ畑の土になりきらない中で、一生懸命に生きて、育った作物でございます。
どうか、末長くご愛顧賜りまして、自然へと戻ってゆく味の変化をお楽しみ頂ければ、幸いです。
また、自然栽培では、慣行栽培に比べて収穫量が少なくなり、価格は高めになります。
しかし、慣行農法と異なり永続可能であり、生態系への負荷の少ない栽培であります。
私どもといたしましても、多くの方に安全安心な生命力に溢れた農作物を味わって頂きたいと願っております。
そのためには、消費者の方々ともども「足るを知る」生活の推進により、自然への負荷を減らし、一方で、自然栽培の普及推進により生態系の均衡化を進め、害虫の被害も際立つこともなく、自然の営みの中で農作物が取れるようになることが必要です。
私どもの願いを、一日でも早く実現できますよう、今後とも精進いたしますのでご支援ご協力の程お願い申し上げます。
敬白
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